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最近発表されたAppleの新商品の名前を思い出してみてください。

Apple Watch

Apple Watch

そして、Apple Pay.

Apple Pay

何か気づきませんか?

 

そうです。どちらも、頭に「i」がついてないのです。

その代わりに、「Apple」という名前を冠しています。

更にさかのぼってみると、最後に「i」を冠したのは、2011年サービス開始ののiCloud

しかし、2006年に発表された「iTV」は、2007年に発売された際には、

Apple TVと名付けられていたのです。

これは、一体どうした事なんでしょう。

 

Appleの商品に、「i」を冠した最初の商品は、皆さんご存じの通り、iMacです。

iMac

1998年の記者発表で、スティーブ・ジョブズが、この「i」に込められた意味を語っています。

internet (インターネット)
individual (個々の)
instruct (教える)
inform (知らせる)
inspire (ひらめく)

この5つのキーワードを表現していると。

※そのムービーは、こちら。

この後、iTunes、iBook、iWork、iMovie、iPhoto、iDVD、

そして、iPhoneやiPadやiCloudにいたるまで、

コンシューマー向け商品には必ずと言っていい程、i」が冠され、

Appleの商品の代名詞でもありました。

 

しかし、Appleの躍進と共に、そのブランド力にあやかろうとしてでしょうか、

i」を冠した商品名の商標を取る人や企業も現れつつありました。

例えば、時計メーカーのSwatchは、iSwatchという商品を、2013年に発売開始。

このため、Appleは、iWatchというネーミングを採用しなかったとも噂されています。

 

iMac誕生から16年。

模倣の対象になりつつある、「i」ブランドはそろそろ終わらせる頃合いと、

判断されたのかもしれません。

その意味で、今後のAppleの将来を担うであろう、商品とサービスである

Apple WatchとApple Payに、「Apple」という名前が冠せられたのは象徴的です。

「Apple」という名前は、今や世界のブランド価値ナンバー1を誇るのですから。

 

多分、Appleから今後誕生するであろう商品やサービスも、

「Apple」という名前が冠せられてゆくのではないかと、自分は思います。

 

では、また。

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