
皆さんの中にも、ワイヤレスキーボードやマウスをお使いの方、いらっしゃると思います。
煩わしいコードに縛られる事がありませんから、パソコンでの作業がより快適に行えて、便利なものです。
しかし、そのワイヤレス機器たちから、
いとも簡単に自分のパソコンをハッキングされてしまうとしたら、どうします?
セキュリティ会社のbastilleが公表したMouseJackとは、
2.4GHz帯無線を使用するワイヤレスマウスやキーボードの抜け穴を突いてきます。
その抜け穴は、パソコン側に取り付けるレシーバー、いわゆるUSBドングルに潜んでいます。
だから、パソコン側のOSに関係なく、Windowsも、MacOS Xも、Linuxでも侵入されてしまうのです。
Bastilleが制作したMouseJackの紹介ムービーがこちら。
やたらに気合いが入ってます。
ちょっとしたスパイ映画のようです。
ご覧頂いた通り、ハッキングに必要なのは、
たった15ドル(約1700円)のUSBドングルと数行のコードのみ。
侵入したいコンピューターから周囲100m以内に接近し、
MouseJackを実行すると、ハッカーはそのコンピュータ上で
任意のコマンドを実行することが出来るようになるのです。
このMouseJack、侵入に使用する手段が2.4GHz帯無線の為、
多くのワイヤレスキーボードやマウスがその対象となってしまっています。
※対象となる機種のリスト
もし、あなたの使っている機種が対象になっていたら、
アップデートを確認してみてください。
既に、LenovoやLogicoolでは、対応策がとられており、
ファームウェアのアップデートが出来るようになっています。
それにしても、ハッキングの手法は多種多様な事に驚かされます。
抜け穴を見つけ、ふさがれたら、次の抜け穴を見つける。
まさに、終わりのないイタチごっこです。
では、また。