
3月。
毎年この時期は、新年度に向けての準備が始まる大事な時期。
進学や就職、転勤などのために、新たな住まいを探す方が一度に集中します。
好条件の物件ほど、早く契約されてしまうので、
普段ならちょっと条件に会わないかなぁと思うような物件でも、
背に腹はかえられないと契約してしまう方も出てきます。
こうした心理を逆手にとる手法として、
最近話題になりつつあるのが、おとり物件です。
おとり物件とは、実際には契約できない好条件の物件情報の事。
その物件目当てに来られた方には、おとり物件は既に制約してしまったので、
別の物件をご案内しましょうと、不動産業者が言葉巧みに誘導し、
最終的には、業者側の売りたい物件へと案内し、契約させてゆくのです。
ちょっとグレー気味ですが、
確たる証拠の出にくい手法ですから、
多くの不動産業者で使われる手法と言われています。
しかし、契約する側からすると、こんな煩わしい事はありません。
こうした状況に一石を投じたのが、
不動産業者ノマドが始めた、おとり物件チェッカーです。
物件情報の掲載されたアドレスを登録すると、
その物件が契約済みかどうかを調べてくれます。
見るからに、調査は自動ではなさそうです。
人力で調べている感がいたします。
それ故、安心出来そうです。
ノマドさんが、このおとり物件チェッカーを始めたきっかけは、
他社との差別化を図るためとの事。
確かに、これは業界の慣習を逆手にとった、ユーザー目線のサービスです。
色々と波風はあるかと思いますが、長くこのサービスを続けて頂けたらと思います。
では、また。