
4月14日、日本初の大規模オープンオンライン講座(Massive Open Online Courses:MOOC)が開講されました。
そもそもMOOCとは、任意の科目の映像講義をオンラインで視聴し、小テスト/課題に取り組み数週間かけて学んでいく教育サービスのことです。
そして今回、
・日本オープンオンライン教育推進協議会(JMOOC)
・NTTナレッジ・スクウェアが運営する「gacco(ガッコ)」
・放送大学が運営するOUJ MOOC
の3者が、MOOC講座の提供を開始しました。
今後、100大学との提携と受講者100万人を目標にサービスを拡大していくそうです。
4月14日からスタートした講義は以下のとおり。
■gacco
「日本中世の自由と平等」
担当:東京大学 本郷 和人教授
講義スケジュール:2014年4月14日~2014年6月30日
■OUJ MOOC
「NIHONGO Starter A1」(にほんごにゅうもん A1レベル)」
担当:放送大学+国際交流基金プロジェクトチーム 山田 恒夫教授
今後、開講予定の講義テーマも発表されおり、毎月新しい講義が増える予定となっています。
【開講予定のテーマ】
- インターネット
- 国際安全保障論
- オープンエデュケーションと未来の学び
- 経営(マネジメント)入門
- 服飾の文化と歴史
- The Uncommon Folk: Cultural Preservation in Japan
- 歴史都市京都の文化・景観・伝統工芸
- マンガ・アニメ・ゲーム論
- 俳句–十七字の世界
- 化学生命工学が作る未来
- ビジネススクール(入門)
詳しくは、を2014年度開講講座ご覧ください。
【受講登録から修了までの流れ】
1、開講講座一覧より学びたい講座を選択。
2、該当講座を提供するJMOOC公認フォームにて、会員登録の上、受講登録。
3、開講時期になりましたら、受講スタート。ビデオ講義閲覧、質問・議論、課題提出。
4、修了条件を満たすと修了証が取得できます
いかがでしたか?
興味のある講義は見つかりましたでしょうか?
通っている大学では受けられる講義や期間が限られているし、専門的な学校に通っていた人は他の分野の勉強を受ける術もなかったと思います。
しかし、MOOCのサービスはだれでも、どこでも無料(有料のコースも有り)で興味のある講座を受けられます。
今回、行ったgaccoでの登録者の数は約3万3000人。
内、平均年齢は46歳(男性47歳、女性42歳)、男女比は7:3でビジネスパーソンを中心に30代から50代がメインで全登録者の半数が4年制大学卒となっているとのこと。
今回行われた「日本中世の自由と平等」 講義番号:g001では週に10分の映像を10本見て学習を行い、掲示板で討論を行いながら毎週の課題を提出するスタイルとなっている。
なので、働いている人でも空いている時間を興味のあることに費やすのと同じ感覚で、学ぶことが出来るのだろうと思いました。私も実際にこのサービスに登録して講義を聞いてみようと思います。
今、受けたい講義がなくても100大学との提携と受講者100万人を目標としたサービスの提供を目指しているとの事なので、
さまざまな分野のなかから今後気になる講義が見つかるかもしれませんね。
実際に受講してみたい方は、無料登録なので一度登録してみてはいかがでしょうか?
それでは、今日はここまで。