
あまり大きく報道されていませんが、
先月8月下旬ごろから、サイバー攻撃の為、
著名サイトのいくつかで障害が発生しているようです。
サーバーレンタルのさくらインターネット、出版社の技術評論社、
中でも私たちにとって影響が大きかったのは、
家電量販店の雄、ヨドバシカメラが運営しているサイト、
ヨドバシ.comです。
先週末9月2日金曜正午ごろからサイトが表示しづらくなりました。
3日土曜未明に一旦回復したように見えましたが、
その後、再度サイトが表示が出来なくなり、
その影響は翌日4日日曜まで続きました。
本日5日月曜時点では、復旧しているようです。
ヨドバシカメラ – ヨドバシカメラ、ならびにグループ会社全てのインターネットサービス(*)がつながりにくくなっていました
しかし、週末の大事な時期に、サイトが表示出来なくなるなんて、
一体どれだけの損害を被ったのか、予想もつきません。
一体、どうしてこんな事が起きたのでしょう。
現在わかっているのは、サイトを管理しているサーバーに、
DDoS攻撃が仕掛けられたという事です。
DDoS攻撃とは、
標的となるサーバーに処理出来なくなるような数の接続を同時に行い、
サーバーへの接続を妨害するDoS攻撃の進化形です。
攻撃に、不特定多数のパソコンやサーバーを踏み台として使う事で、
攻撃元を特定しづらくするのです。
今までも、こうした接続障害を引き起こす攻撃の報告は有りましたが、
これだけ広範囲にわたるものは、類を見ません。
個人が悪ふざけに仕掛けたものとは、規模が違うようです。
ちょっと組織的な活動があるように思えます。
一説には、現在中国で行われているG20に対して、
かの北の国からのアピールでは?と言う方もおられますが、
果たしてその真相が明らかになることはあるのでしょうか?
では、また。