
個人を特定して、認証する技術。
私たちが暮らすこのIT時代において、欠かせない技術です。
いかに、確実に個人が特定できて、悪用できないようにするか。
個人認証の技術は、常にこの課題との闘いを繰り広げて、進化してきました。
今や当たり前となった、パスワードによる認証。
簡単に設定出来る反面、他人がそのパスワードを盗んでしまうと、容易になりすましされてしまいます。
そこで求められたのが、個人ごとに異なる情報での認証方法です。
指紋や虹彩、血管のパターンなどの個人の生体情報を、認証のキーとして用いる方法が誕生してきました。
iPhoneでは、TouchIDで指紋認証の技術が取り入れられていますよね。
ただ、最近では、この生体情報でさえ偽造出来る可能性が出てきたのです。
たとえば、指紋。
指紋を別のフィルムに写し取り、
それを読ませる事で認証を突破出来る裏技が編み出されています。
今、偽造されない究極の生体情報として、
注目されているのが、「脳波」なんです。
多くの研究から分かってきたのは、
人がある出来事や物事に反応したり、考えたりする際に現れる脳波には、
個人特有のものと思われる部分があるらしいのです。
この個人特有の脳波を、他の生体情報と組み合わせる事で、
個人認証を可能としようとする試みが、進んでいます。
※参照:
凄いですね。SFチックです。
でも、現在、私たちの身のまわりにあるものも、
かつてはそう思われてきたものばかりです。
そう考えると、いつかは実現されるかもしれませんね。
では、また。
おまけ:脳波で思い出したガジェットがありました。
このnecomimiも、脳波で反応するんですよ。