
アドバルーンってご存じですか?
かつて昭和の高度成長期には、広告や宣伝の為に
駅前デパートの屋上によく浮かんでいたのです。
空に浮かぶ風船は、子供心にテンションが上がったものです。
近頃では、なかなか見る事がなくなって、その存在も忘れかけておりました。
住宅地も一軒家ばかりでなく、マンションのような高層住宅が増えましたし、
ただ浮かんでいるだけでは、ちょっと物足りないような・・・。
こんなバルーンに、新たな可能性がもたらされようとしています。
それは、近年何かと話題を振りまいている、ドローンとの合体技。
スイスのAEROTAINのバルーン型ドローンSkyeもそのひとつ。
ふわふわと空中を浮遊しながら移動するその姿は、
何とも言えない気分にさせられますね。
Skyeの浮力は、バルーンに詰め込まれたヘリウムガス。
周囲に取り付けられた4つのプロペラによって、
今までのバルーンではなかなか難しかった、
動きをリモートコントロール出来るのです。
おまけに、飛行時間は2時間と、
今までのドローンではあり得ない程の連続飛行が可能です。
開発元のAEROTAINでは、このSkyeを、
移動可能な、新たな広告宣伝のツールとして活用出来ないかと
現在模索中との事。
バルーンに広告を載せ、移動しながら宣伝するのです。
ちょっとしたイベントや、フェス、展示会の会場にもってこいですよね
人が触れると危ないプロペラも、取り付け場所が考慮されており、
底面から触るなら、全く問題ありません。
例えば、こんな感じ。
ちょっと時代遅れかと思うようなものも、
新たな発想を加える事で、生まれ変わらせる事が出来るのです。
私たちの毎日の中にも、こうしたヒントは眠っているのかもしれませんね。
では、また。