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Sonyは2013年、松下電器産業は2014年3月までに電子書籍の専用端末の生産を

打ち切った。

書籍ダウンロードサイトは今年度中に閉鎖するということが分かった。

事実上の撤退だ。

理由は、

  • 端末が●万円代と高すぎた
  • 書籍のコンテンツ数が少なすぎる
  • 携帯電話向けの電子書籍市場がどんどん成長した
  • 専用端末の“居場所”がなくなっていた

ということでした。

松下は、2004年 電子書籍専用モノクロ端末「ΣBook」を3万7900円で、

カラー端末「Words Gear」を2006年に4万1790円で販売したが、

売れた数は、

ΣBookが数千台程度、

Words Gearは約2400台程しか売れなかったという。

当初のWords Gearの初年度の目標出荷数は1万台ほどだったというが、

ユーザーには、端末の大きさ、重さがユーザーに受け入れられなかったのだろうと

松下広報担当は話しているという。

 

ソニーは2004年 米E Ink電子ペーパーを採用した「LIBRIe」(リブリエ)

4万円前後で発売したようだが、

「販売台数が伸びず黒字化できなかった」として07年5月、早々に生産を終了ました。

PCとリブリエ向けに電子書籍を配信していた「Timebook Town」も来年2月末に閉鎖するとのこと。

 

確かに、個人的に見れば

電子書籍の専用端末に、魅力を見出せない。

昔の携帯や、電子辞書を思わせるような液晶画面。

電車で男性が電子書籍の端末を利用している風景を見たこともあるが

持ちたいという興味がわかなかった。

端末のデザインが若者にもウケなかったのでないでしょうか。

なによりも、スマホやタブレット端末での電子書籍アプリの成長が大きく、

恐らく比較にならなかったことでしょう。

 

私は、漫画や雑誌などの書籍を読むために

悩み悩んだ末、iPad miniにした。

やはりいろんなアプリが今後出るであろうことと、漫画や雑誌の数が増えるだろうことを

期待したからだ。

また、移動の際に持ち運びするのにちょうどいいサイズであることと、

画面がきれいだ。

 

Kindle Voyage: quick tour

日本では、人気が広がらなかった電子書籍専用端末だが、

米国のAmazon.comでは、2013年「Kindle」(339ドル)が発売から

5年半で売り切れる人気となったらしい。

E Inkの電子ペーパーを採用するなど、技術や大まかなデザインはLIBRIeとそれほど変わらない。

しかし、使い勝手や提供できるサービスがすごかった。

書籍、雑誌、新聞など9万冊以上ものコンテンツを配信。

EV-DOネットワーク経由で直接ダウンロードできるという

利便性がウケたようです。

 

今、スマホやタブレットが売れているのは、

アンドロイドとiOSに膨大なアプリが存在し、

端末を選ばないというところが肝になっているのだと思う。

恐らく日本人は、わがままで賢いユーザーなのかもしれない。

1つの端末でさまざまな機能が備わっている、そんな多彩な利便性をもつ端末が

性質的に重宝されるのかもしれませんね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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