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2月23日、ヤマト運輸は2015年の3月末で廃止する「クロネコメール便」に代わって、

4月1日から「クロネコDM便」という法人向けにスタートするサービスを発表しました。

クロネコメール便といえば、個人から法人・個人事業主まで利用でき、

安価で個人から法人まで利用できることから私たちの生活の身近な宅配サービスといえました。

しかし、今年1月に発表された「クロネコメール便」の廃止。

大変残念です。

「クロネコDM便」は、内容物を「非信書」に限定したサービスです。

信書とは、請求書や証明書の類いなどを指し、非信書とは信書に当てはまらない内容を指します。

料金は、相対契約で決めるそうですが、上限はメール便と同じ164円となります。

発送はドライバーの集荷か同社直営店の2パターンから選べます。

また、追跡サービスも利用できます。

荷物のサイズは、

  • 3辺計60センチまで。
  • 厚さ2センチまで。
  • 最長辺34センチまで。
  • 重さ1キロまで。

となっています。

 

内容物の種類は事前に申告が必要となりますが、

メール便で発送の度に書いていた署名は不要になっているとのことです。

また、オプションとして内容物の印刷や、封入・封かんなども提供。

 

残念ながら、個人のユーザーは「クロネコDM便」の利用は出来ないため、

宅配便のサービス拡充で4月1日から対応するとのことです。

「60サイズ」未満の荷物を400円台から(専用ボックス代込み、地域別運賃)翌日に対面配達するサービスを始める予定だ。

 

■信書は宅配便では送れない?

信書は、現在日本郵便でのみ配達が出来、

また4月25日バイク便など5社に対して特定信書便事業という形で免許が下りており、

可能となっています。

逆に、宅配便では荷物に信書を同封することはできません。

 

イメージ:お取り扱いできるもの・できないもの

 

(※ヤマト運輸のメール便で取り扱える・取り扱えない内容物)

 

■なぜ「クロネコメール便」が廃止となったのか、その理由は?

簡略的にいうと、クロネコメール便を信書の送付に利用したユーザーのリスクをなくすため。

また、何が信書かは曖昧で分かりにくいものとなっていることから

ユーザーが送ってしまうケースが多々あったようです。

そのため、同社だけでなくユーザーも警察の取り調べを受けたり、書類送検されたりする事態が起こっていたとのことです。

説明図01

 

個人的には、クロネコメール便の廃止は痛かったです。

たまにネットオークションなどを利用しているため、出品者も落札者も余分なコストを

抑えたいと思って購入するため、送料の部分って相当大事だったりするんですよね。

クロネコメール便の廃止より、内容物の事前申請で送れるようにすれば

やっちまったなぁ!っていうことも少しは防げてユーザーからみれば

廃止しなくてもよかったんじゃないかと思うんですけどね。

果たして、理由はそれだけなのか!

と、疑問を残して今日はこのへんで。

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