ランサムウェアってご存じですか？
別名、身代金ウィルスとも呼ばれ、近頃、ネット周りで猛威を振るっています。
このランサムウェアに感染すると、
感染先のパソコンの全ファイルを勝手に暗号化し、使用できなくなります。
更に、LAN等のネットワークを通じて、周囲のパソコンにまで感染を広げてゆきます。
おまけに、たちが悪いのは、元に戻したいならお金を払えと要求してくる事。
まるで、パソコンを人質に取られたようなものです。
こうなると、選択肢は2つ。
要求に応じるのか、感染した全てのパソコンを初期化して、システムを入れ直すのか。
個人なら初期化やむなしとあきらめがつくのでしょうが、
これが法人だったら、そうは簡単に初期化してしまえという訳にもいきません。
システムも大事ですが、保存されているファイルは、更に重要だったりしますから。
ハリウッドにある、HOLLYWOOD PRESBYTERIAN MEDICAL CENTER の決断は、
要求に応じるでした。
支払った額は、40ビットコイン。時価にして1万6千664米ドル。
日本円換算で約188万円の身代金を支払って回復させたのです。
院長もこの決断に至るまでかなり悩んだと語っており、
身代金を払う事が、解決のために一番早くて合理的な方法だと判断したというのです。
本来なら、こうした場合にお金を支払うとつけ込まれる心配もありますし、
何よりこの原因をもたらした直接の相手に払うのは、納得いきません。
しかし、背に腹はかえられなかったんでしょう。
システムの早期回復を考えると、苦渋の決断をするよりほかなかったのです。
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このようなケースは、今回のように明るみに出ていないだけで、
実は多発しているらしいといいます。
多くの企業で、秘かにお金が支払われているようです。
これは、決して人ごとではありません。
皆さんも、見知らぬ相手からのメールを、気軽に開けるのは止めておきましょう。
もしかしたらそのメール、ランサムウェアが仕掛けられているかもしれませんよ。
では、また。
