
ご存じの通り、今やAppleは、世界的な企業です。
特に、iPhoneの部品供給元ともなると、
それだけでその会社の業績を大きく左右することになります。
それ故、採用されなかった時の反動も大きく、会社の屋台骨を揺るがしかねません。
今回、その犠牲者が現れました。
Appleにサファイアガラスを供給していたGT Advanced Technologiesです。
日本の民事再生法に当たる米連邦破産法第11条にもとづく
倒産処理手続の申請を行ったと発表しました。
GT Advanced Technologiesは、今までiPhoneのカメラカバーや
Touch ID用にサファイアガラスを提供していました。
Appleからも出資を受けており、順風満帆のように見えました。
しかし、噂されていたiPhone6&Plusのディスプレイとして
採用されなかった事が、全てを変えてしまいました。
iPhoneのディスプレイと言えば、日本のシャープも似たような事がありました。
2012年、一時的にiPadのディスプレイに採用されたことから、
幾度かiPhoneのディスプレイへの採用が取り出されました。
事業再建中のシャープにとって、大いに期待されましたが、
しかし、実現する事なく終わり、ぬか喜びに終わりました。
iPhone用に製造ラインを用意していたとも伝えられ、
そのショックは、かなり痛手だったようです。
今後気になるのは、Apple Watchへの影響です。
3モデルの内、2モデルがサファイアガラスをディスプレイに使用しています。
ただでさえ、サファイアガラスが品薄故に、
製造のスケジュールが遅れていると伝えられているのに・・・。
発売予定が遅れたりしないとよいのですが。
では、また。