
生産が追いつかず、今もフル生産が続いているといわれるiPhone6&Plus。
このiPhone6&Plusの発表会は、Apple Watchの初公開の場所も兼ねておりましたから、
例年に加えて気合いが入っておりました。
そのコストが、なんと100万ドル(約1億円)以上だったと報じられました。
会場となった、デ·アンザ大学の施設のレンタル代金、イベントのためだけの
仮設ステージ、厳重な警備等々と費用がかさんでしまったようです。
報道によると、撤去費用も含めて、今回イベント開催の費用として、
大学に払った金額は50万ドル(約5千300万円)にもなったといいます。
※これは、特設の仮設ステージの建設現場。
更に、大学のメディア・ラーニングセンターやキャンパスセンター等の使用料に
約15万ドル(約1千600万ドル)。
会場の設営のために撤去した手すりやガーデンの復帰費用などの合計が、
約40万ドル(約4千250万円)から45万ドル(約4千780万円)。
以上、しめて105万ドル(約1億1千万円)〜110万ドル(1億1千500万円)です。
いやはや、とっても高額ですよねぇ。
その額だけを見ると、何でそんなにとも思うかもしれません。
しかし、企業にとって、新商品の発表はとても重要なイベントです。
中でもその発表を行なう会場は、イベントの舞台装置として肝心な要素ですから、
だからこそ、どの企業も頭を悩ませて、選びに選びます。
今回、発表会の会場となった、クパチーノのデ·アンザ大学フリントセンターは、
Appleにとって、とても意味がある場所なんです。
ここは1984年、初代のMacintoshを発表した会場。
Appleにとっては原点とも言える場所でのイベント。
それは、後にAppleの歴史の中で転換期と言われるであろうiPhone6&Plusや
新たな時代を築くはずのApple Watchの発表を行う舞台として、
これほど適した場所はないでしょう。
この発表会へのAppleのなみなみならぬ想いを感じませんか?
iPhoneとApple Watch。
Appleが、この2つの商品にかける熱い期待を感じずにはいられません。
では、また。