
先日より、iOSの8.1.1アップデートが開始されているのはご存じかと思います。
その最中に、Appleは、開発者向けにiOS8.2 Betaを公開しています。
今回、開発者向けのベータ版を取り上げたのには、理由があるのです。
このiOS8.2 Betaには、Apple Watchの開発用ツールWatchkitが入っているのです。
今まで謎のベールに包まれていたApple Watchの事を、
Watchkitは、教えてくれます。
では、見てゆきましょう。
1.iPhoneとのペアで使用するのが基本らしい。
現時点において、Apple Watchのアプリを動かすと、周囲のiPhoneを探し、データをやりとりするようです。
つまり、Apple Watchは、iPhoneとのペアが前提になっていると考えられます。
確かに、バッテリーの消耗を考えると、あまり複雑な事をさせられないでしょうし、
ネット接続周りのハードを、iPhoneで代用させるのは上手い考え方です。
なお、Appleのプレスリリースでは、来年2015年の年末までに、
Apple Watch単体で動くネイティブアプリを開発出来るようにするとの事です。
それまでに、ハード面での対応が出来るようになるって事なんでしょうか。
2.ディスプレイは、Retina仕様。
Apple Watchのディスプレイは、Appleお約束のRetina仕様です。
解像度は、38mmサイズの解像度は縦340×横272、42mmサイズは縦390×横312になります。
3.通知の仕方は2種類。ショート&ロング
ショート(Short Look)とは、手首をあげた時、簡単な情報だけを伝えるモードです。
表示時間は短く、表示出来るのも、アプリのアイコンや名前、ほんの僅かの情報だけに限られます。
より情報を表示させるなら、ロング(Long Look)。
アプリのアイコンや名の下に、いろいろな情報を配置し、ディスプレイをスクロールしながら確認出来ます。
4.チラ見(Glances)モード
Apple Watchのエッジ部分を上にスワイプすると現れるのが、このGlance(チラ見モード)です。
読み出しオンリーで、時刻や天気、タスクなど設定した情報を表示できるようです。
情報にリンクさせた対応アプリを起動させる事も可能なんですって。
5.写真の表示はiPhoneから、ムービーはGIFアニメのみ
Apple Watchの写真のビューワーは、キャッシュが20MBまでしか使用できません。
その為、表示する写真は、iPhoneからのデータのやりとりで対応します。
また、ムービーの表示は、GIFアニメのみ。
確かに、そこまで求めたら、酷というものです。
いかがでしたか。Apple Watch。
やはりAppleだけに、インターファイスは凝っていますね。
さて、今からアプリ開発を始めたら、
来年春と噂される発売に間に合うかもしれませんよ。
夢のアプリ長者も夢ではないかも。
では、また。