
iPhoneとAndroidを比べる時によく言われる事の1つに、
iPhoneはサクサク動くのに、Androidはなんかもっさりしているような気がすると。
搭載しているメモリは、iPhoneの方が少ないのにも関わらすにです。
VS
事実、AnandTechが行ったベンチマークテストによると、
iPhone6&plusは、並み居る最新のAndroid機種を抑えて、
そのスペックの高さを誇る結果となりました。
iPhone6&plusのメモリは1GBですが、
Androidはその倍の2GB以上のメモリを積んでいるのにどうしたことでしょう。
それは、AndroidのベースになっているJAVAに原因があるのです。
JAVAは、その動作の中で、メモリ管理として使わなくなったメモリ部分などを集め、
メモリを確保するガベージ・コレクションという処理をおこなう必要があるのです。
この処理は、アプリが必要とする数倍のメモリを使用します。
スマートフォンのように、スペースが限られ、搭載出来るメモリが限られる場合、
ある程度、処理に影響が出るのはやむを得ません。
一方、iPhoneが使用しているiOSには、その処理はありません。
これが、iPhoneがAndroidに比べて、サクサク動く理由です。
また、このガベージ・コレクション処理が、
搭載するメモリ容量の違いを生みます。
Androidが速い処理を行う為には、容量の大きなメモリを用意して、
ガーベージ・コレクション処理用に空きメモリを確保しなくてはなりません。
それ故、Androidは、iPhoneに比べて多くのメモリを搭載する必要があるのです。
iPhone6&plusのメモリが、Androidの機種より少ないからと言って、
スペックが劣っているわけではないんです。ご安心を。
では、また。