
このブログで何度か取り上げてきていますが、
台湾のFoxconnといえば、iPhoneの組立製造を一手に担ってきた事は、
良く知られています。
また、Appleとの関係も良好で、ネガティブなニュースはありませんでした。
しかし、その蜜月な関係の雲行きが変わりつつあるのかもしれません。
ニュースサイト Mac Rumerが報じる処では、
同じ台湾のPegatronが、次期iPhoneモデルの半数以上の製造を受注したというのです。
このPegatron、設立は2008年ととても若い会社です。
元は、ASUSの子会社でしたが、2010年に独立しています。
iPhoneの組立では、iPhone5で頭角をあらわし、徐々に製造数を増やしてきています。
現行のiPhone6&Plusでは、全製造数の3割を占めていると言われる程になりました。
ここからは、自分の憶測に過ぎませんが、
Appleお得意の、ライバルを競い合わせて有利な条件を引き出させる戦法ではないかと考えます。
iPhoneは、Appleにとって、売上の大半を占める重要な商品です。
だからこそ、製造工程ににかかるコストや、製造能力、品質管理などを
互いに切磋琢磨させる事で、より、安価で品質の高いiPhoneを
得ようとしているのではないでしょうか。
それ故、先日のブログでお伝えした、
Foxconnがディスプレイ工場を建設するというニュースは、
FoxconnがiPhoneの組立て以外のビジネスモデルを
模索しつつあるのではとも捉える事ができます。
ビジネスの世界はシビアです。昨日の敵でさえ、今日の友になってしまうのですから。
さて。実際のところはどうでしょうか?
しばし、続報を待つ事に致しましょう。
では、また。