
Appleの2人のスティーブ、スティーブ・ジョブスとスティーブ・ウォズニアック。
皆さんも、この2人の事は、良くご存じですよね。
では、この2人が出会うきっかけになった、
ビル・フェルナンデスについてはどうでしょう?
今回は、Apple最初の従業員でもある彼、
ビル・フェルナンデスについて、触れてゆきしょう。

ビル・フェルナンデスは、5歳の頃にカリフォルニアへやってきました。
彼の家の隣に住んでいたのが、ウォズニアックです。
年齢差はあるものの、電子機器が好きという共通の趣味を通じて、
2人は親密になり、自作コンピュータ作成に没頭していました。
そんな中、フェルナンデスは、ウォズニアックに、中学からの友人を紹介します。
その友人が、ジョブスでした。
ウォズニアックとジョブスは、お互いが、相手の良き理解者となり、
紆余曲折の中で、Appleは誕生します。
ジョブスが、Appleの業務で手一杯となり、助けを求めたのが、フェルナンデスです。
彼は、フルタイムの従業員の第1号として、1977年Apple に入社します。
しかし、その後の彼の人生は、波瀾万丈です。
AppleIIの成功により、大成功を収めたAppleのストックオプションのやり方に
異を唱えて、1978年に退社。
数年後に、Macintoshの開発チームの一員として復帰を果たし、
ユーザーインターフェイスの開発に心血を注いでいます。
しかし、不振に喘いでいたAppleのリストラにより、1993年に解雇されてしまいます。
いくつかの企業での経験の後、
1988年に自分のコンサルティング会社、Bill Fernandez Designを興します。
2013年、omniboticsを新たに興し、活躍を続けています。
もし、フェルナンデスががいなかったとしたら、一体どうなっていたでしょうか?
Appleは存在せず、現在のパソコンやスマートフォンも、
全然違ったものになっていたでしょう。
ほんの小さな1つの出会いが、その後の未来を大きく変えてしまうんです。
それは、私たちにも起こり得るのです。
そう思うと、毎日の巡り合わせの1つ1つを大切にできるのではないでしょうか。
では、また。