
3月は卒業シーズン。
卒業式に欠かせないものといえば、卒業証書。
この卒業証書がiPadな学校が現れました。
学校の名前は、多摩市立愛和小学校。
多摩市のICT教育推進校に指定されており、
コンピュータやインターネットが、
積極的に授業で活用されている学校なんです。
協賛企業の協力によって、
生徒1人にiPadが1台用意されていたり、
3Dプリンタも完備されていたりと、
その力の入れ具合が伺えます。
卒業生に送られたiPad卒業証書は、
背面に、証書を思わせるような文様が施されています。
ホーム画面には、クラスメイト達や
担任、下級生のクラス、職員室のアイコンが並び、
それぞれに、卒業を祝う直筆メッセージが収められています。
その他にも、在学中の想い出がたくさん詰まっています。
いろんな行事の写真や校歌、身長体重データ等々。
極めつけは、タイムカプセル。
3年、6年、12年後にしか聞けない未来の自分宛のメッセージが
収録されているんですって。
この企画に携わった面白法人カヤックが、
その過程をムービーにしていますので、ご覧になってください。
この学校は1つのモデルケースですが、
今後、学校にタブレットのような端末が、
教育の現場に、本格的に導入されるようになると、
卒業証書のようなメモリアルなものも
こうやってデータ化してゆくのでしょうか。
卒業式を遙か昔に終えた私には、
羨ましくもあり、ちょっと寂しい気もするニュースでした、
余談になりますが、いわゆる昔からの紙の卒業証書も、
別に手渡されていたんですって。
いきなりiPadだけって事はなかったようです。
また、もしiPadが壊れたらとか、不測の事態も想定して、
タイムカプセルは、パソコンからも見れるようになっています。
12年後の事は判りませんものね。
では、また。
※参照
ITメディアニュース:「iPad卒業証書」に込められた狙いと思い 自由に使えるタブレットが「未来につながれば」