
Googleに代表される検索エンジンが、
日々刻々変わってゆくネットに対応できるのはなぜでしょう?
それはネット上に、常時webクローラーというプログラムを走らせ、
データを更新し続けているからなのです。
それ故、いわゆるSEOと言われる、サイトの検索エンジン対策では
このwebクローラーがチェックしている部分は、
しっかり作成しておくように言われる程です。
最近では、Apple製のwebクローラーの存在が噂されていました。
いくつかのサイト管理者からの報告によると、
IPアドレスが17から始まるそのプログラムは、
Appleが所有するものと考えられていたのです。
この度、Appleは自社のサポートページを更新し、
自社製webクローラーの存在を公式に認める発表を行いました。
この説明を読む限りでは、
Applebotは、iPhoneで使用されている音声認識アプリのSiriや、
Macintosh上の検索に使われるSpotlightの精度を高めるために
使用していると言うのです。
ん?本当にそれだけって思う人もいるかもしれません。
GoogleがAndroidを擁して、iPhoneに挑んできたように、
その逆だってあるのではないかと考えても不思議ではありません。
でも、自分は、近い将来においては、その可能性は少ないと考えます。
検索エンジンのポイントは、収集してきたデータをどう分析するかにあります。
その点において、グーグルには長年培ってきたノウハウが蓄積されています。
新規参入するにしても、この点をクリアする為には、
既存の会社の買収等の大きな投資が必要になるでしょう。
また、CEOティム・クック自ら、
「Appleの顧客情報は、すなわちAppleの商品ではない」と、
ウォールストリートジャーナル紙に語っている事からも、明らかだと思います。
Wall Street Journal: Apple CEO Tim Cook: Your Data Is Not Our Busines
皆さんは、どうお考えになりますか?
では、また。