
昨年のWWDC2014で、
次世代のiOSの機能として発表された、HomeKit。
実現すれば、iPhoneなどのiOSを搭載する機種によって、
HomeKitに対応する家庭用のいろいろなデバイスを
コントロール出来る様になる機能です。
その後Appleから正式な発表がないまま、
間もなくWWDC2015の開催が徐々に近づいてきていました。
と思ったら、ここに来て慌ただしくなりつつあります。
きっかけは、Fortuneの記事。
HomeKit対応用のデバイスの登場が
6月前後の初春から8月前後の初夏へ、
ずれ込む事になりそうと報じておりました。
こうした場合、普段のAppleならスルーしているのですが、
今回は、違いました。
早々と公式のリリースを出して、このニュースを否定する動きに出ました。
6月には、デバイスの登場を控えていると。
この動きが示すものとは、なんでしょう。
私見ではありますが、Appleは、
HomeKitにおける大きな仕掛けを用意しているのではないかと考えます。
iPhoneは、携帯電話を劇的に変え、その枠を超えて進化してきました。
今まで、ネット上で個々に進化してきた技術やサービスをiPhoneが束ね、
コントロール出来るように変えてきたのです。
そして、次なるAppleの目論見とは、
医療や住宅や自動車など生活に密着する分野の取り込みではないかと思うのです。
その為のツールが、ReserachKitやHomeKitなのだと思うのです。
そして、いまだ詳細の分からないTitanプロジェクトも、
その大きな枠組みの中で動いていると考えれば、納得出来ます。
その最初のきっかけとなるこの時期だからこそ、
Appleが早々と手を打ってきたとも考えられます。
先日のブログでお伝えしたように、
Appleは、その歴史の中で最大級の研究開発費を投入しています。
マイクロソフトやグーグルとは違う、新たな可能性を
Appleは、追い求めているように思われてなりません。
では、また。