
タダより高いものはない。
昔からよく言われる名言のひとつです。
無料で動画が見られると、甘言にそそのかされ、アプリをインストールしたら、
高額な料金を請求されたという話、皆さんも聞いた事があるのでは?
iOSでは無縁でしたが、シマンテックの報告によると、
こうした迷惑アプリのインストールを許してしまったようです。
おまけに、日本語で表示される為、始末に負えません。
※例えば、こんな感じです。
もし、インストールすると、こんな画面に!
アプリを自由にインストールできるAndroidと違い、
iOSはAppleが管理するApp Storeからしかインストールできないはずなのに、
どうしたのでしょうか?
Appleでは、iOS搭載のiPhoneやiPadの企業での使用を念頭に入れた、
iOS Developer Enterprise Programが用意されています。
年間37,800円を支払う有料のプログラムですが、
App Storeを介さすに社内向けのアプリをスタッフに配布する事ができました。
今回の騒動は、このプログラムが悪用されました。
まだ、詳細はわかっていませんが、
プログラムに登録した、または登録者になりすました事で、
迷惑アプリのインストールを可能にしたようです。
本当に、詐欺業者の皆さまのリサーチ力には、頭が下がります。
既にシマンテックからAppleへの報告により、
悪用されたアカウントは使用できなくなっているので、ひとまず安心です。
しかし、今後同じような手口を利用してくる可能性もあります。
いきなりアプリをインストールしてこようとするサイトに出くわしたら、
すぐそのサイトを閉じて、2度と近寄らない事です。
このブログを読んでいる、よい子のみんなは、大丈夫だと思いますが、
もし、迷惑アプリをインストールしてしまい、高額料金を請求されたとしても
相手にせず、無視するのが一番です。
どうしても気になるようなら、
お近くの警察や国民生活センター等に相談してみてください。
では、また。