
WWDC2015で華々しく発表された、Apple Music。
さまざまなメディアで取り上げられ、
いやがおうにも、サービス開始に向けて期待が高まりつつあります。
その裏で、ますますその存在感が薄くなりつつあるのが、iPodです。
Apple Musicの発表とともに、Appleの公式サイトがリニューアルしました。
皆さんも既にお気づきかもしれませんが、
よく見ると、サイト上部にあるメニューから、iPodの名前が消えているのです。
では、iPodのページがなくなってしまったのかというと、そうではありません。
Apple Musicページの一部として組み込まれています。
そのページからリンクして、iPodのページが開く構成です
その他のアクセサリー商品と一緒の扱いなんです。
なんだか、スタープレイヤーの人生を見ているような気がします。
かつて、Apple復活の一翼を担い、
Walkmanなどのライバルを蹴落とし、MP3プレイヤーの頂点を極めたiPod。
その牙城を崩したのは、同じAppleから登場した、iPhone。
電話としての機能に加え、iPodの機能であった、
音楽や動画の再生も出来る優れものでした。
いつしか、iPhoneの爆発的なヒットの中、
iPodは、iPhoneのサポート役へと役割が変わってゆきました。
iPodの今後はどうなるのでしょう。
昨年秋、iPod Classicがひっそりとラインナップから姿を消したように、
このまま緩やかにフェードアウトさせてゆく事になるのでしょうか。
初代のiPodからClassicまでのユーザーだった自分としては、
とても寂しい思いです。
では、また。