
恐るべき破壊力!ここまで影響があるとは思いませんでした。
Apple Watchが本格的に出荷され始めた5月、
スイス時計業界の売上に大打撃を与えていた事がわかりました。
業界筋の発表によると、輸出量ベースで前年比8.9%の減少、
売上高では19億ドル(約2300億円)減少したとの事。
特に影響が大きかったのは、
これまでスイスの時計を最も取り扱ってきた香港です。
前年比33%を超える程の過激なものでした。
リーマンショック以降、数年ぶりに販売が大きく落ち込んだ事実は、
スイスの時計業界を震えあがらせています。
その原因として考えられているのが、
スイスフランの高騰とApple Watchの発売開始です。
輸出業にとって為替レートの高騰は、
販売価格の上昇に繋がるので、販売数に影響が現れるのはわかります。
そこに、Apple Watchという黒船の襲来が加わり、
このような大きな影響として現れているのでしょう。
さらに、今週末26日金曜には、
いよいよ自国スイスでのApple Watchの販売がスタートするのです。
この結果次第では、今まで平静を装っていたスイスの時計メーカーも、
スマートウォッチ開発に本腰を入れてくるかもしれません。
このブログでも紹介していた、タグ・ホイヤーやブライトリング以外にも
今後、様々なモデルが登場してくる予感がしてきます。
今後も続く、Apple Watchとスイス時計メーカーとの対決。
第2ラウンドが楽しみです。
では、また。