
まるで攻殻機動隊の世界?
車にネット上からハッキングを仕掛けて、
そのコントロールを奪ってしまう事ができる時代になってしまったようです。
アメリカで自動車のハッキングについて研究している、
Charlie MillerとChris Valasekの両名が
Wiredの記者に体験させた実験は、実に恐ろしいものでした。
運転中の車にハッキングを仕掛け、車のコントロールを奪ってしまったのです。
ハイウェイを走っていると、いきなりラジオやエアコン、ワイパーが勝手に動き出します。
あたふたしていると、今度は車のスピードが落ち始めます。
これは怖い。
この記者のように前もって知らされていても、たまりません。
自分ではコントロールできない車に乗っている恐ろしさは、
筆舌に尽くしがたい恐怖に違いありません。
使用されたのは、クライスラーのJeep Cherokee。
ハッキングされたのは、車の情報を管理し、
携帯電話やスマートフォンとも接続するUconnectシステム。
そのファームウェアを書き換えられ、新たなプログラムを書き込む事で、
車全体のシステムをコントロールしてしまうのです。
しかし、今回の事例は、単なるはじまりにすぎないと思いませんか?
Iot(Internet of Things)。
私たちの身の回りのあらゆるものがネットに接続しようとする現在。
例えば、ホームネットワーク。
ネットにより家電をコントロールする試みが、まさに始まりつつあります。
まさに、あらゆるものがハッキングの対象となる可能性がある社会が、
もう間近に迫っているのかもしれません。
よりネット上のセキュリティ問題が重要視されてくるに違いありません。
でも、どこにでも侵入できちゃう草薙素子みたいなのは、
そうそう現れないと思うのですが(笑)
参照:Wired: Patch Your Chrysler Now Against a Wireless Hacking Attack.
では、また。