
やっぱり中国は、スケールが違うなぁ。
先日発表されたAppleの決算報告でもわかるように、
中国市場では空前のAppleブーム。
特に、iPhoneシリーズは、引く手あまたの大人気。
商売人たる者、このチャンスを逃してはならないと、
皆あの手この手を尽くしてきます。
例えば、以前ご紹介したiPhoneアーマーさん。
香港から密輸入を試みようと、体中にiPhoneを巻きつける姿は鮮烈でした。
しかし、今回摘発されたケースは規模がまるで違います。
数百人の従業員を雇い入れ、製造ラインを6本同時展開し、iPhoneの偽物を大量生産。
その台数、なんと4万1千台!
スマートフォン用の偽アクセサリーと合わせると、24億円!を荒稼ぎしていました。
ここで気になるのは、その中身。
報じられたニュースによると、
海外から中古スマートフォンのマザーボードを買い付け、
深圳から取り寄せたロゴ入りパーツに取り付けていたようです。
当然、iOSが走っているとは思えないので、
それっぽい見た目のアプリが動いていたのでしょう。
※例えば、こんな感じ。
こんなパチものを中国国内のみならず、
海外にも輸出して手広く商売していたようです。
摘発されたきっかけも、アメリカで押収された偽iPhoneでした。
人気のある商品には、コピー商品が出回るのは世の常です。
日本でも、ブランドバックのコピー商品が出回っていた事を思うと、
iPhoneのコピー商品を安いからと購入してしまう心理は理解出来ます。
しかし、偽物は偽物でしかありません。
オリジナルを持つ事で得られる体験は、偽物にはないんです。
ちょっと怖いのは、今回は見るからに偽物っぽいものですが、
最近、その偽物もクオリティが上がっていると噂されています。
私たちも、うっかりしていると偽物を掴まされるかもしれません。
用心しないといけませんね。
では、また。