
これは一大事!
先日のブログで、クライスラーに採用されたネットの機能を乗っ取られ、
車のコントロールを奪われてしまう話を取り上げたばかりだと言うのに。
今回問題になっているのは、
現在、スマートフォンの端末で最も使用されているAndroidに発見された抜け穴。
対象となるのは、Android2.2以上がインストールされた端末。
これは、今現在使用されていると思われる端末の90%以上にあたり、
台数にすると約9億5千万台というその影響力の大きさが問題になっています。
この抜け穴とは、Androidの動画再生エンジン、StageFlightを悪用したもの。
この抜け穴を突かれると、スマートフォンを乗っ取られてしまい、
リモートコントロールによって、勝手にカメラやマイクが操作されて
盗聴や盗撮をしてしまったり、メッセージが送られてしまう危険性があるのです。
更に恐ろしいのは、侵入する為に必要なのは、ビデオメッセージを受信させる事だけ。
通常、Androidは、ビデオメッセージを受信すると自動的に再生する設定なので
メッセージを受信すると同時に、抜け穴への侵入が始まってしまいます。
更に、乗っ取りが終わった時点で、メッセージそのものを消去してしまう事も可能。
つまり、持ち主が気づかぬ内に侵入されてしまうのです。
この問題は、既にGoogleでも認識されており、
アップデータによる対応が可能になっています。
Androidのスマートフォンをお持ちの方は、
各々のメーカーやキャリアで配布されるアップデートにて、急ぎ対応してください。
ただ、古いバージョンの端末ですと、アップデートは期待できないかもしれません。
その場合は、これを機会に、新しいスマートフォンにするしかないようです。
iPhoneに乗り換えるのもアリかも。
では、また。