
個人が手軽に情報を手にする事が出来るようになりました。
また、グループウェアとクラウドを活用し、
複数のiPhoneやiPadを組み合わせて運用することで、
集団における情報管理や判断、運用が効率的に行える様に
なってきています。
また、内蔵された角度や水平を測る機能などは、
技術の向上や部品の性能アップにより精度が向上、
今や業務用のものと肩を並べる程にまでになっています。
こうした様々な技術の向上は、皮肉にも、
今まで考えられないような場所で使用されるケースを生み出しています。
それは、今も世界のあちこちに点在する紛争地域での新たな利用方法です。
Case 1:ISISの場合
イスラム国として知られるイスラーム過激組織、ISIS。
iPhoneやiPadが、バズーカ砲の発射角を測定する機材として、
使用されているんだそう。
入手できる武器が正規品ではないことも多く、
欠けた測量機器の代用品として、用いられているようなんです。
おまけに、誰にでも扱いやすいので、
ゲリラ兵の多いISISには、好都合なのだとか。
Case 2:イスラエル軍の場合
昨年行われたイスラエル軍のガザ地区への侵攻では、
中隊の指揮官に手渡されたiPadにより、
戦闘の状況を共有しながら、作戦が進められたと言います。
時々刻々状況が変化する戦場において、
情報を共有出来る事は、状況を判断し、
作戦を遂行する上で強い味方になるからです。
理屈としては理解できるのですが、
今後、このような形でiPhoneやiPadが使用されてゆくのかと思うと、
なんとも言えない気分になりますね。
日本でも、集団的自衛権の解釈を変更出来るように、
安倍政権では、安保条約についての見直しが進んでいます。
もしかすると、近い将来の私たちがこんな事にならないよう、
よく審議を進めて頂きたいと思います。
では、また。