
Appleのロゴマーク。
かじられたリンゴをイメージしたこのマーク。
この誰もが知っているマークには、
ほとんど知られていなかった事実がありました。
その秘密をひもといてゆきましょう。
その1.リンゴマークは2代目?
リンゴのロゴマークは、Appleの創立当初のロゴマークではありません。
創立当時は、こちら。
ちょっと、重々しいですね。
この初代ロゴはあまり使用される事もないまま、
現在までアレンジを変えながら使用されている、
リンゴマークに切り替わることになります。
その2.デザインしたのは、Rob Janoff
リンゴマークをデザインしたのは、この人。
Rob Janoffさん。
リンゴマークをデザインした当時は、
カリフォルニアのパロアルトにあるコンサルティング会社、
Regis McKennaの若手アートディレクターでした。
今はなきスティーブ・ジョブズが、
Appleのマーケティングをこの会社に依頼した際に、
あわせてロゴマークを発注したのがきっかけとなり、
誕生したのが、レインボーカラーのロゴマークです。
その3.レインボーマークの真相
このレインボーカラーについては、当時の社会状況もあいまってか、
いろいろな都市伝説が語られているようです。
しかし、Rob Janoffが言うには、
この7色に込めたメッセージは、当時のAppleのセールスポイント、
グラフィック表示に優れている点を表現するためだったと言います。
その4.今語られている逸話は、全部間違い?
他にも、Appleのロゴマークには、数々の逸話が存在しますが、
彼は、全部間違っていると言います。
・黄金比に基づいたバランスでデザインされている
フリーハンドでデザインしたものだから、偶然そうなったんだとの事。
・リンゴがかじられているのには、隠された意味がある
ああ、これも違うんですかぁ。がっかり。
Apple好きには有名な話だったのに。
ホント、真相って知ってしまうと味気ないものだったりします。
ジョブズへのプレゼンに用意した案には2案あり、
1つはかじられたリンゴ、もう1つはかじられていないリンゴだったそう。
ジョブズが、さくらんぼと間違われないようにと選んだのが、
かじられたリンゴの方だったという単純な理由だったんですって。
こんな経緯で生まれたロゴマークが、
今までは世界中で知られるようなものになってしまうのですから、
わからないものです。
では、また。
※参照:Revert to Saved – An interview with Rob Janoff, designer of the Apple logo.