
世の中の物事は全て、
栄枯盛衰を繰り返しながら常に動いています。
だからこそ、どんなに成功した企業であっても、
新しい技術やビジネスモデルの開発には余念がありません。
そこにゴールはないのです。
もちろん、Appleも例外ではありません。
貪欲に、新技術を開発し、特許を申請し続けています。
しかし、必ずしも実際の商品に採用される訳ではありません。
その中から、選りすぐられたものだけが、陽の目を見る事を許されるのです。
今年発売が開始されたMacBookやApple Watch、iPhone6sに採用された、
タッチする力の強さにあわせて反応する技術、
Fouce Touch&3D Touchもそうした技術の1つです。
かつてAppleにて、この技術の開発に携わり、
特許者の1人に名を連ねる、Avi Cieplinskiは、
自身のTwitterでこう語っています。
This morning I received the end product of 5 years of work at Apple. Can't believe I'm really 3D Touching it. 🙂 pic.twitter.com/pHRoEvi1nC
— Avi Cieplinski (@sf_avi) September 25, 2015
「今朝、Appleが5年間をかけた作業の証を受け取ったよ。
本当に、3D Touchが実現したなんて、夢のようさ。」
ちなみに、今から5年前というと、iPhone4の頃になります。
それだけの時間の間に、多くの人間が携わり、
試行錯誤し、紆余曲折してきた事が窺えるコメントです。
アメリカのBloombergが行ったインタビューでは、
上級副社長のフィルー・シラーは、3D Touchをブレイクスルーと称しています。
iPhoneの新たな体験のために、必要不可欠なものだったと語っている程、
Appleとしても、3D Touchにかける思いは並々ならぬものがあったのでしょう。
事実、iPhone6sの多くのレビューにおいて、
この3D Touchによって操作性が格段に進歩している事を
取り上げる記事をよく見かけます。
今後、多くのアプリに対応し、様々な利用方法が生まれてくると、
面白い事になりそうです。
では、また。