
昨今のスマートフォンに搭載されたカメラ機能、
どんどん高画質化している事は、皆さんもご存じの事でしよう。
もうデジタルカメラはいらないと言われる程になりつつあります。
Appleのプロモーションでも、
iPhoneで撮影した画像を、そのままCMで使用したり、
街頭のアドボードにて展開し、画質の高さをアピールしていました。
そんな中、スイスのローカルテレビ局Léman Bleuの
取った方針が話題になっています。
それは、なんと報道関係の取材撮影を全てiPhoneで行う事にしたのです。
全てのリポーターにiPhone撮影用のキットが渡され、
リポートと局への配信はiPhoneでリポーター自身が行うのです。
例えば、こんな感じ。
とは言っても、自撮り棒で写真を撮っている人と
なんら変わらないのが何とも言えませんね。
この局のディレクター曰く、
「1人だから身軽に動けるし、自身で撮影する事で、
リポートにより責任感を持ってもらえるから」との事。
その一方で、コストを減らす意味もあるんだと、
ローカルテレビ局ならではのドライな一面も。
業務用の高価なカメラや配信のための機材、カメラマンなどのスタッフ。
確かに、こうした出費を減らせれば、大幅なコストカットになりますね。
こうした試みは、世界中のテレビ局で始められており、
今回ご紹介したこの局も、実はスカンジナビアのとある局での実績を知り、
iPhoneによる取材に切り替える決断をしたそうなんです。
これはもしかすると、ニュース報道のありかたを変える、
動きの始まりなのかもしれません。
では、また。