
ジョブズがAppleを立ち上げた時のパートナー、スティーブ・ウォズニアック。
伝説のエンジニアとして、
その発言は今なお影響力を持つ彼が、インタビューを受けた相手。
それは14歳の中学生 サリーナ・ケムチャンダニでした。
きっかけは、彼女のサイト、Reach A Student。
サイト上で、様々な著名人に学生向けのインタビューをしてきた彼女。
ウォズニアックが自分の暮らすオークランドに来ていると知った彼女は、
Twitterで彼にインタビューをお願いしてみたところ、快諾。
こうして、ウォズニアックのインタビューが実現したのです。
インタビューは、動画で3本に分かれています。
このインタビューの中で、彼は自身の事、エンジニアについて、
そして、ジョブズの思い出についてと、様々な事を語っています。
例えば、優れたエンジニアになるには?との問いに、
まず誰よりも優れた物をつくらなきゃいけない、とウォズニアックは言います。
次に、出来上がった物を販売する事で、エンジニアとして評価されると。
どんなに努力をしても、世に出なければ無意味であり、
自分で売り込みが出来ないのなら、
そうした事のできる人(ビジネスマン)を探す事も大事なんだと、力説しています。
エンジニアの話には、続きがあります。
「良いものをつくるには、自分で使いたいと思えるものでないといけないんだ。
出来上がった物をより良くする為に改良し続けていけば、
誰も考えていない、みんなが必要とする物が出来るはずだよ」と。
そうは言っても、これが難しいんですけどね。
また、在りし日のスティーブ・ジョブズの事をこう語っています。
「出会った頃の彼は、ハードウェアもソフトウェアも知らないし、
デザインが出来なかったから、Apple IやIIまでの開発は、僕ひとりでしたのさ。」
ちょっと怒ってる?ようにも聞こえます。しかし、こうも言っています。
「彼は、僕の事をよく分かってくれていたし、とてもすぐれたビジネスマンだったのさ。」
お互いを支え合う、良き関係だったようです。
そして、彼がいた事で、自身はエンジニアと評価される事ができたと
ウォズニアックは考えているようです。
今日10月6日、アメリカ時間5日は、スティーブ・ジョブズの4回忌にあたります。
ウォズニアックのインタビュー、もし聞いていたなら彼はどう思っていたのでしょう。
多分苦笑いをしていたのかもしれません。
では、また。