
皆さん、この穴だらけのもの、何だかわかりますか?
ちょっとわかりにくいかもしれませんが、
これは、デジタルカメラ Light L16です。
ところ狭しと並んでいる穴のようなものは、実は全部カメラ。
でも、どうしてこんなにたくさんのカメラが搭載されているのでしょう。
理由は、このサイズで高画質を実現する為なんです。
搭載されたカメラは、全部で16個。
それぞれ違う焦点距離が設定されています。
撮影時のズームに合わせて、同時に10個のカメラで撮影を行います。
その撮影データを合成する事で、
最大5200万画素&焦点距離35~100mmという
このサイズとしては驚異の性能を誇ります。
さらに驚くべき機能は、
撮影後にピントの位置を修正する事が出来る事!
そのからくりは、先に説明しております通り、
異なる焦点距離による撮影データを合成しているから。
おおっ。このカメラいいなぁ。
どこで売ってるの?と思われた方もおられる事でしょう。
残念ながら、販売はアメリカで来年2016年晩夏予定なんです。
お値段も1台1699ドル、日本円にして約20万4千円(1ドル=120円換算)と、
ちょっとお高めだったりします。
確かに、カメラ16台分の価格と、データ合成のプログラミング代は、
伊達ではありません。
それを差し置いても、このLight L16は、
今までの撮影の概念を変えてしまいかねないカメラといえます。
撮影者の力量に頼る事なく、手軽に高画質な撮影を行う事ができ、
さらに、今まで不可能だったピントの位置さえも、後から修正可能なのです。
今はまだ高価なものですが、今後の開発によって、
もっと安価なモデルが登場してくる事を期待しましょう。
そうしたら、カメラ撮影がもっと楽しくなりますね。
では、また。