
業績絶好調のApple。
その業績を支えているのがiPhoneなのは、
皆さんもよくご存じの通りでしょう。
そして、そのiPhoneの売り上げをグイグイと押し上げているのは、
中国での爆発的とも言える程のセールスなんです。
CEOのティムクック自ら、中国市場は重要であると公言しているほど、
Appleにとって欠かせない市場となっています。
あくまでも噂のレベルですが、Apple WatchのEditionモデルは、
中国向けに用意されたとも言われているんです。
そんなAppleにも、まだ攻略出来ていない国があります。
中国もその名を連ねているBRICSの中の1つ、インドです。
スマートフォンの出荷台数が前年比2割増という
急激な伸びを見せているインド市場。
ライバル達が着々と売上を伸ばしてゆく中で、
Appleのシェアはなんと1%以下という状況なのです。
理由は明白です。
iPhoneが高すぎるから。
インドの平均的な収入は、月2万円程。
なのに、iPhone6 16GBでさえ10万円以上と言う現状では、
なかなか手が出せるものではありません。
事実、インドで売れているのは2万円以下のモデルなのですから。
Appleもこうした現状を黙って見過ごしている訳ではありません。
来年2016年中には、インドで初めてのApple Store をオープンさせるほか、
生産拠点をインドに設けるべく動いているようです。
欧米とは違う商習慣が存在するために、
今まで手をこまねいていた感のある、Appleの対インド市場戦略。
今後大きな動きをみせてゆく事になりそうです。
では、また。