
iPhoneの歴史は、まさにスリム化の歴史でもあります。
大きなデザイン変更を行うごとに、どんどん薄くなってきました。
特に、現在のiPhone6シリーズでは、
4、5と継承されてきたハードなスクウェアデザインから、
丸みを帯びたソフトなラウンドデザインになり、
劇的にスリム化したのは記憶に新しいところです。
おかげで剛性が落ちて曲がりやすくなったとされる
ベントゲート問題が巻き起こり、ちょっとした騒動になりました。
素人目には、もう削る部分がないのではと思っていましたが、
プロはすごいですね。目の付け所が違いました。
ヘッドフォン端子をなくしてしまおうというのです。
ヘッドフォン端子は、国際標準の規格ですから、
一企業の都合で勝手に削る事ができません。
ならば、ヘッドフォン端子をなくしてしまえば、もっとスリムになるぞという訳。
では、ヘッドフォン端子の代わりはどうするかというと、
別の機能で代用します。
1つは、Bluetoothによるワイヤレス接続。
もう1つは、Lightning端子に接続する方法。
ここで、議論の的になっているのが、後者のLightning端子に接続する方法です。
いまでも、ポータブルDACコンバータをつないで音楽を楽しむ方もおり、
iPhoneの音質向上につながるからいいんじゃないという声がある反面、
異を唱える方もいます。
@9to5mac Other than usual reasons, this presents big lock-in problem; imagine headphones with only lightning port, thus becoming iOS-only.
— Karan Pandya (@Mbrawler) November 27, 2015
そう、Lightning端子接続用のヘッドフォンはiOS オンリー、
つまり、iPhoneでしか使えないのは問題だ!という話です。
確かに、お気に入りのヘッドフォンが使えなくなるのは、
いやですよね。
ヘッドフォン端子がなくなるかどうかは、まだ噂の段階にすぎません。
もし、なくす方向だとしたら、この問題うまく解決してほしいところです。
ま、変換アダプタで対応する事になるんでしょうね。
では、また。