
やはり、このデザインには皆思うところがあるようです。
賛否両論、というかややネガティブな意見が多いかも。
そもそも、どうしてあんなデザインにしたんでしょうか?
デザインにはことさらにこだわりを持っているAppleなのに。
実は、他に選択肢はなかったようです。
なぜなら、スマートフォンケースに関する特許の大半が、
サプライメーカーmophieが登録済みだったのです。
例えば、これは上下が分かれるタイプの特許。
ポイントは、上下に分かれるのがすごいのではなく、
別れた下のケースにバッテリーが組み込まれており、
スイッチで充電のOn&Offができる点にあります。
という事は、このポイントのいずれかを採用すると、
それだけで、アウトになってしまう恐れがあるのです。
一方こちらは、表裏で挟み込むタイプの特許。
背面のケース全体にバッテリーを組み込んでいます。
こうして思いつく限りのアイデアが特許取得されていたら、
その抜け穴を探してゆくとあんな形になるのも、うなずける話です。
では、どうしてそこまでして、iPhoneのケースを作る事にしたのでしょうか。
仮説ではありますが、今後予想されるであろう
iPhone本体の売上鈍化を見据えているのかもしれません。
既に、2015年におけるスマートフォン全体の売上では、
やや売上に陰りが見えてきているという報告もあるようです。
そんな中でも未だ売上を伸ばしているiPhoneではありますが、
先手を打って、本体以外のサプライ商品に進出しようと
目論んでいるのかもしれません。
では、また。