
もう安心とはいえない?
昔からよく言われてきた事のなかに
Apple製品は、ウィルス攻撃が少ないから安心という話があります。
事実、iPhoneやMacは、ライバルのAndroidやWindowsに比べ、
マルウェアなどのウィルス攻撃の数は少なかったのです。
しかし、その傾向が変わってきているようです。
アンチウィルスソフトの開発でも知られるシマンテック社のレポートによると、
ここ最近、iOSやMacOSX向けのマルウェアの数が増えつつあるようです。
こちらは、昨年からのMac OSX上で悪さをする
マルウェアの数をグラフにしたもの。
ごらんの通り、昨年から今年にかけて、
急激にその数が増加しているのが分かります。
この傾向は現在も続いており、
来年2016年にはもっと増加すると予測しています。
こうしたウィルス攻撃の場合、
その目的には、大きく2つあると考えられています。
1つは、フィッシングサイトなどへの誘導による詐欺に代表されるような、
ウィルス攻撃によって不正な利益を得ようとするタイプ。
もう1つは、自己顕示欲を満たそうとするタイプ。
こんな凄いことができるんだと、密かにほくそ笑んでいるのです。
いずれのタイプも、ウィルス攻撃の対象となる人間は多い方が、
得るものが大きくなる為、大抵はユーザー数の絶対数が多い
AndroidやWindowsユーザーがターゲットにされていました。
しかし、近年Macユーザーが増えてきている事により、
Macだから大丈夫とは言えなくなってきています。
また、iPhoneもアプリの中に巧妙な抜け穴を作っていたりと、
油断できなくなってきました。
皆さんもくれぐれもお気をつけて。
自分だけは大丈夫ということはありません。
君子危うきに近寄らずです。
では、また。