
昨年4月に発売されて以来、着実に販売数を伸ばし、
既にスマートウォッチのトップシェアを誇る商品となっています。
Appleは実売数を明らかにしていませんが、
ある統計によると、昨年2015年だけで1000万台近くを出荷しているとも言われています。
ソーシャルメディア分析サービスのNetBaseが公開した、
SNSで話題にのぼったブランド名やブランド品のランキングで、
Apple Watchがロレックスを抜いて13位になりました。
これは、SNS上の約7億件の投稿と消費者マインドに基づき、
高級ブランドについて調査した結果によるものです。
また、Apple Watch以外のスマートウォッチは、このランキングに登場しておらず、
Apple Watchへの関心の高さが現れた形です。
ちなみに、腕時計のブランドに絞った結果がこちら。
並み居る有名ブランドをおさえて、
Apple Watchがトップに躍り出ました。
こうした結果を見ると、
SNSを利用して、自分の関心事を発信するユーザーたちにとって、
Apple Watchはとても気になる存在だったといえるでしょう。
これまでの慣習を止め、予約販売のみに絞ったりと、
発売開始時の派手な演出がなかったApple Watch。
その成り行きには注目が集まっていましたが、
Appleによるブランド構築は、上手くいっているようですね。
さて、気になるのは、今後の展開です。
iPhoneとは違い、一旦購入すると、
次の買い換えまでの時間が長いのが、時計の世界です。
新たな顧客を引きつけながらも、
既存のユーザーを飽きさせない工夫が必要になってきます。
さて、今年、Apple Watchに対して、どんな手を打ってくるのでしょうか。
Appleの手腕が問われます。
では、また。