
かつてPowerBook Duoシリーズというノートパソコンがありました。
※これは、PowerBook Duo 203C
一見普通のノートパソコンに見えますが、
このDuoシリーズ、ちょっと変わっています。
なんと、合体!するんです。
え、合体?と思われた方も多いと思います。
Duoシリーズは、本体とは別にDockという筐体がありました。
このDockに、Duoシリーズを収納して使用するように考えられていました。
室内ではDockに収めて、デスクトップタイプのように、
外出時には軽量なノートブックとして使用できるというアイデアでした。
※これが合体!しているところ
なぜ、こんなコンセプトが生まれたのかというと、
ノートパソコンが重すぎたのが、その理由です。
当時のノートタイプは、重さが3、4kgが当たり前の時代でしたから
外出の際の持ち歩きは、かなり重労働でした。
そこで、本体をできるだけ軽量化するため、
インターフェイスやフロッピーディスクをDockに収めてしまったのです。
本体には、電源と最低限のインターフェイスのみになり、
重さは1.9kg(Duo250の場合)を実現していました。
このコンセプトは、現在のMacBookAirにも、引き継がれています。
ただ、今では重さが1.08kg(Air11インチの場合)にまで軽量化されていて、
インターフェイスもUSBとThunderBoltだけで、十分事が足りるようになりました。
本当に、時の流れをまざまざと思い知らされますね。
※MacBook Air、ホントに薄い!です。
さて、ひるがえって、現在に戻りましょう。
今、隆盛を極めつつあるスマートフォンやタブレットは、
将来どうなっているのでしょう。それは、誰にも予測できません。
今よりも更に多機能化を果たし、携帯電話の範疇ではなくなっているかも。
もしかしたら、別のなにかが取って代わっているかもしれませんよ。
では、また。