
これは、皆さんにも起こり得た事かもしれません。
例えば、こんな感じ。
おや、iPhoneのホームボタンの調子がおかしい。
出先だから、近くにApple Storeも携帯ショップもないし、弱ったなぁ。
おや、こんなところでiPhoneの修理をやっているから、直してもらおう。
良かったぁ、おかげで助かったぁ。
そして、後日。iPhoneで、Touch IDが使えなくなる。
まずは、iTunesに繋いでみよう。すると、エラー53の表示。
その後、iPhoneが操作を受け付けない!復元もアップデートもできない!
Apple Storeに持ち込むと、iPhone本体の交換でしか対応出来ないって。
データのバックアップもしていないし、代金が4万円以上もする!
一体、どうして、こんな事になったんだろう・・・。
このエラー53とは、iPhoneのTouch IDが原因なんです。
Touch IDは、指紋という重要な個人情報を扱うというセキュリティの問題から
CPUとペアリングをおこなっています。
このペアリングが正しくなされていないと判断されると、
iPhoneは不正にシステムに侵入される恐れありと判断し、
以降のアクセスを受け付けなくなるのです。
こうなると、Appleでも、そのエラーを解除する手立てはないんです。
※参照:Appleサポート – エラー 53 が表示される場合や、iPhone または iPad をアップデートまたは復元できない場合
確かに、ユーザー情報の管理には、人一倍厳しいAppleらしい、
徹底した厳重な管理方法ではあります。
それ自体はとても安心して使用できる意味で重要な事といえ、
もう少々落としどころはなかったものでしょうか。
せめて、前もって何らかのアナウンスによって、
もっと周知していても良かったのかもしれません。
今のところ、私たちに出来る事は、
Touch IDをもったホームボタンの交換は、
Appleの正規代理店に任せるしかないようです。
では、また。