
週末、iPhone界隈を騒がせたニュースがありました。
それは、あるひとつのバク。
そのバクとは、iPhoneの日付を1970年1月1日にしてから再起動すると、
Appleマークが出たままになる現象、いわゆるAppleループになって、
使用出来なくなるという現象です。
このバクが広く知られるようになったのは、
SNSなどで、今回のバクをiPhoneの動作を軽くするためのものとして
誤って?広まったのが、原因です。
その話を信じて試した人たちの被害報告が続発。
それがネットニュースで取り上げられて、周知のものとなりました。
皆さんもあると思いますが、
ネットやSNSで紹介されているTips、小技的なものってつい試したくなるものです。
上手くいったら儲けもの的な気持ちで、気軽におこなってしまいますね。
今回の騒動は、そんな心理につけ込んだものです。
しかし、このバグ。
最初は、Appleのサポートに持ち込まないと復帰はむずかしいと言われる程、
深刻なエラーと考えられていました。
しかし、有志の方の検証により、個人でも出来る対策が発見されています。
・バッテリーを外して、10秒ほど放置。
iPhoneを分解した経験のある方なら、一番手っ取り早い方法。
でも、普通の方には、ちょっとハードルが高めですね。
・バッテリーを完全に使い切るまで待つ。
バッテリー外しの応用編がこちら。
これなら、初心者にも安心です。
ただ、気長に待たなきゃならないのが、辛いところ。
・DFUモードからの復元
iPhoneを初期化したのちに復元するのが、このDFUモード。
ただ、検証時の復元の際に不安定な動作が見受けられたようなので、
お試しになる場合には、ご注意あれ。
今回のニュースで改めて気づかされるのは、
悪意を持って、深刻なトラブルを招く行為を、騙してTipsとして広めようとする人間もいれば、
逆に、善意から、バグからの回復を試みる人間もいるという、この世界の不可思議さです。
出来る事なら、自分は善意に溢れる世界であればよいなぁと思いますが。
では、また。
※ご注意:今回のバクについても、その復元方法についても、
敢えてお試しになる事は、オススメしません。
どうしてもという方は、自己責任にてお願い致します。