
皆さんご存じの通り、本日3月31日は、iPhone SEの発売開始日です。
あの懐かしい長蛇の行列はありませんが、
日本では、既に24日から開始されている事前予約によって、
本日納品分は既に完売になっています。
お隣の中国では、もっととんでもない事になっています。
iPhone SEを扱っている主要3社が、
独自に公開した予約台数を合計すると、
既に340万台を超えています。
※内訳:蘇寧電器が約171万台、国美電器が約89万台、JD.comが約88万台
ちなみに、カラー別の予約台数は、
ゴールドが約130万台、ローズゴールドが約120万台、シルバーが約45万台と、
やはりと言うべきか、ゴールドに人気が集中しています。
アジア圏では、iPhone SEは、なかなかの滑り出しを見せています。
一歩では、市場調査会社のSlice Intelligenceの調査によると、
アメリカ国内で、iPhone SEを購入している人々には、
今までとは異なる傾向を見せているようです。
一体どんな人が購入しているのでしょう?
早速調査結果を見てゆきましょう。
1.爆発的人気ではなく、ゆっくりとしたスタート
・アメリカ市場における、オンラインでの予約開始第1週の販売台数を比率で見ると、
iPhone6を100としたら、6sは54、SEに至っては3という、
恐ろしく低い値です。
アジア圏の好調さに比べると、
対照的な程、ゆっくりとしたスタートになりました。
2.4インチタイプからの買い換えが多い
次に、購入前に使っていた機種を見てゆきましょう
同じiPhoneからの買い換えが多いのは、6sもSEも同じです。
注目すべきは、真ん中のグラフ。
2年間買い換えをしていないユーザーの割合です。
2年前と言えば、まだiPhoneの画面は4インチオンリー。
つまり、4インチタイプのiPhoneからの買い換えをしたユーザーを意味します。
こちらは、6sが40.3%なのに対して、SEは48.7%と10%弱増えています。
4インチサイズをこよなく愛する層が、満を持して買い換えた事が判ります。
3.20代前後と4、50代に人気
3つ目のリポートは、年齢別に見たユーザの割合です。
6や6sに比べると、20代前後と4,50代のユーザーがやや多い傾向があります。
4.ユーザーの学歴にも、特徴有り
最後の分析はやや刺激的な項目、ユーザーの学歴に注目しています。
iPhone SEは、日本で言うところの中学&高校卒業のユーザーが多く、
大学院以上の割合が少ないのが特徴です。
この3と4の分析で分かるのは、iPhone SEのユーザーは、
iPhoneは欲しいけれど、最新モデルは手を出しづらいユーザーの
受け皿的なポジションにあるといえるでしょう。
ここまでにおいて、iPhone SEは、
現在のiPhoneのウィークポイントである、
片手で使用出来る4インチサイズにこだわりのあるユーザーや
リーズナブルで高性能なモデルを求めるユーザーに食い込むという役目を
忠実に果たしています。
今後求められるのは、新興国での市場拡大ですが、
果たして、激戦が予想される市場で受け入れられるでしょうか。
今後の動きにも注目が集まります。
では、また。