
4月1日。
世間では、エイプリルフールで沸き立つ1日ですが、
Apple好きには忘れてはならない日のひとつです。
それは、1976年のこの日に、Appleが会社として設立されたからです。
設立者は、スティーブ・ジョブズとスティーブ・ウォズニアック、
そして、資金提供者のロナルド・ウェインの3人。
ちなみに、3人目のロナルド・ウェインの名前、初耳という方も多い事でしょう。
彼は、設立直後にAppleを離れてしまっています。
当時のAppleといえば、
初のコンピュータ、AppleIの発売で悪戦苦闘していた時期です。
その将来性を不安視しても、仕方のないことです。
彼は自らが所有していたApple株をおよそ2千ドルで売り、出資金を回収したのです。
(もし、現在も持ち続けていたとすると、実に数百億ドルにもなっていたそう)
その後、AppleIIの大成功で大躍進を遂げた事は、皆さんご存じの通りです。
Appleの歴史は、波瀾万丈です。
ジョブズが社内ベンチャー的に興したMacintoshの成功。
巻き起こる内紛による、ジョブスの解任。その後の不振。
劇的なジョブズの復活劇。iMac、iPodの大成功。
そして、世界に一大旋風を巻き起こしたiPhone。
本当にいろんな事がありました。
そじて、今年の4月1日、Appleは設立から40周年を迎えました。
そんな節目を記念して、Apple本社には、海賊旗が掲げられています。
これは、ジョブズがMacintoshの開発チームのあった部屋に
海賊旗を飾っていた事が由来です。
「海軍でなく、海賊であれ」と既成の概念にこだわらない考えを持つよう、
自らのチームを鼓舞していたのです。
その精神を忘れないようにとの意味をこめているのでしょう。
また、この日、同じ本社前では、ビアパーティが催され、
CEOティム・クックと本社スタッフたちが40周年をお祝いしています。
Happy Birthday, Apple! Celebrating 40 years & looking forward to many more decades of innovation. @zanelowe pic.twitter.com/5lUDP1cAjw
— Tim Cook (@tim_cook) April 2, 2016
https://twitter.com/zanelowe/status/716095766134018048
さて、40歳の誕生日を迎えたApple。
激しく駆け抜けた20代、精力的な活躍を見せた30代。
日本では、四十にして惑わずと言われたりもしますが、
来たるべき40代のAppleは、果たしてどうなりますやら。
では、また。