
これまでずっと右肩上がりの成長を見せてきたApple だけに、
その衝撃は大きく、連日Appleの行く末について論じる記事を見かけます。
Apple存続そのものを疑うほどの悲観的なものもあれば、
今後の新商品開発次第だとやや楽観的に捉えるものもあります。
当のAppleと言えば、前回のブログでご紹介したように、
今回の決算については、比較的に冷静な対応を見せています。
CEOのティム・クックは、メディアのインタビューにおいて、
この騒動について大げさな反応と一蹴する、余裕っぷりです。
普通の会社なら、てんやわんやになりそうな出来事なのに、
この余裕はどうして?といぶかしむ方も多いでしょう。
その理由は、Appleの企業としての体力は、
ちっとやそっとでは揺るぐものではないのです。
Appleが現在保有する現金と有価証券の総額は、
なんと2330億ドル、日本円にして26兆円!もあるのです。
この途方もない金額にまず驚かされますが、
クラウド・コンピューティングサービスのSalesforce.comのVala Afshar氏によると、
仮にこの資産を全て使って、
Uber、Tesla、Twitter 、Airbnb、Netflix、Yahoo、といった
名だたる企業を全て買収したとしても、
まだ手元に、180億ドル(2兆円弱)のおつりが残るんだそうです。
Apple has $233 billion in cash. It could buy:
Uber
Tesla
Airbnb
Netflix
Yahoo…and still have $18 billion left. $AAPL
— Vala Afshar (@ValaAfshar) 2016年4月26日
そりゃぁ、確かにちょっとの事では動揺しませんね。
さて、この潤沢な資金を使って、Appleが次に狙っているのはなんでしょうか?
やはり、噂のApple Car?
それとも、未だ私たちが知り得ない未知なるプロジェクト?
iPhoneのように、私たちの生活を便利にしてくれるものを期待したいですね。
では、また。