
皆さんは、iPhoneがどこで製造されているか、ご存じですか?
え、中国じゃないの?というあなた。
正解です。
日本ではシャープを買収した事で一躍その名前を知られる事になった、
中国に展開する工場で製造されています。
でも、それだけでは、回答不足かも。
なぜなら、鴻海(ホンハイ)では、
各サプライヤーメーカーから送られてくるパーツを
最終的に組み立てているに過ぎません。
では、その中身はどうなっているでしょうか。
アイルランドのナショナル大学のSeamus Grimes氏とダリアン技術大学のYutao Sun氏の
調査結果によって、iPhoneのサプライメーカーを国別に分けると、こうなります。
・日本 32.7%
・アメリカ 28.5%
・台湾 19%
・アジアその他 7.5%
・ヨーロッパ 6.5%
・中国 3.95%
なんと、日本がトップ!なんです。
そして意外かもしれませんが、
アメリカのメーカーの割合が2番目に多くなっています。
これには理由があります。
iPhoneの主要部品、チップの大半がアメリカのメーカーだから。
AMD、 Analog Devices、 Broadcom、 Fairchild Semiconductor、
Intel、 Nvidia、 Skyworks、Texas Instruments 等々。
皆さんもご存じのメーカーばかりです。
ただ、企業もワールドワイドに展開している時代です。
台湾の企業である鴻海(ホンハイ)が中国に工場を持っているように、
サプライメーカー各社も、本国以外に生産ラインを持っているのが当たり前です。
そこで、今度は視点を変えて、
iPhoneのサプライメーカー各社の、中国での製造状況を見てみましょう。
・全て 44.2%
・主要部品 31.1%
・主要部品以外 50.3%
・組み立て 69.3%
やはり、中国に集中しているのが分かります。
そういう意味では、iPhoneが中国産というのも、
あながち間違いとは言えませんね。
では、また。