
皆さんご存じのiPhone。
今年の7月に大きな記録を残していた事。ご存じですか?
2007年に発売されてからの累積台数が、遂に10億台を超えたのです。
AppleのCEO ティム・クックが本社社員を集めたミーティングの中で
発表したことで明らかになりました。
この発表の中で、クックはiPhoneを、
「歴史上において、最も大切で、世界を変えてきた商品」であり、
「成功した商品」であると位置づけています。
また、「単なる日常品ではなく」「毎日の生活の中で、真に欠かせない商品」であり、
「私たちがすべき事の多くを可能にしている」と絶賛。
また、Appleについては、
「一番売れる商品ではなく、よそとは違う最高の商品を生み出す事に注力」してきたとし、
日々の社員の働きにも「Appleが世界を変えてゆく手助けをしてくれ、
ありがとう」とその労をねぎらっています。
このところ、iPhoneの販売台数が伸び悩んでいると報じられる中での
明るい話題でしたから、クックのコメントも実に満足げです。
ちなみに、iPhoneが1億台目を出荷したのは、発売後4年目の2011年。
5億台を出荷したのは7年目の2014年。
つまり、この2年間で5億台出荷した事になります。
でも、この驚異的なスピードで販売台数を伸ばしてきた事を思うと、
若干息切れしてもおかしくはありませんね。
さて、この10億台出荷とはどれだけ凄い結果なのか、
10億という数値がちょっと漠然としすぎているかもしれません。
そこで他のヒットした商品の販売台数とと比べてみました。
・自動車 単一モデルとして
・自動車 ブランドとして
・音楽 アルバム
マイケル・ジャクソン スリラー : 7,000万枚
・乗り物
・本・書籍
指輪物語(ロード・オブ・ザ・リング) : 1.5億冊
・おもちゃ・玩具
ルービックキューブ : 3.5億個
・ゲーム機本体
プレイステーション : 3.82億台
・シリーズ本
ハリー・ポッターシリーズ : 4.5億冊
いずれも皆さんもご存じの商品ばかりたち。
こうして比較すると、iPhoneの10億台出荷という事実の途方もなさがわかるでしょう。
まさに世界でも最も成功したプロダクト、それがiPhoneなのです。
さて、例年通りなら来月9月には次期iPhoneが発売される予定です。
そして、来年2017年は、発売10周年のメモリアルイヤーを迎えます。
SAMSUNGに加え、Xiamoni、Huawei、Oppoなど
次々と新たなチャレンジャーが登場し、新たな時代を迎えつつあるスマートフォン市場。
激戦が予想される中で、今後Appleはどのような舵取りを見せてゆくのでしょうか。
そこは、販売の天才、ティム・クックならではの秘策があるのでしょう。
個人的には、ひとつくらい尖った機能を、隠し技に潜ませていてくれるとおもしろいのですが。
どうでしょうか?
では、また。