
6月末、ティム・クックやAppleの社員とその家族たちが参加したあるパレードが、注目されています。
パレードの名前は、San Francisco Pride。
※その時のムービーがこちら。
このPrideというパレードは、
セクシャル・マイノリティー(同性愛や両性愛、性同一障害)の人たちのアピールの一環として、
世界中で行われていて、今回は、サンフランシスコで開催されました。
また、参加者はAppleだけではなく、GoogleやFaceBook等からも多数あったそうです。
では、 なぜ、Appleが、こうしたパレードに参加しているのでしょう。
AppleのCEO、ティムクックは、今までも公の場所において、
セクシャル・マイノリティーに対しての差別をなくすべきだとの発言がありました。
※昨年2013年末、母校オーバーン大学でのスピーチです。
差別に対する人間の権利と尊厳について語っています。
また、 彼自身、公にカミングアウトしてはいませんが、ゲイである事はよく知られています。
だからこそ、こうした立場の人間に対しての想いは、より強いのかもしれません。
しかし、それだけではないと思います。
Appleも、1970年代のヒッピー文化の中から生まれてきました。
この世の中をより良き方向へと向かわせようという文化が、
根底に脈々と流れ続けているからではないでしょうか。
人生をより良くするために生み出される、数々の商品やテクノロジーと同じく、
人が人種や性別によって不当に差別されず、
各々の願いの為に生きることができる世界を実現する試みもまた、
Appleの大事なエレメントの1つではないかと思うのは、言い過ぎでしょうか。
では、また。
※参照:GQ JAPAN ゲイ支持を改めて打ち出したAppleの勇気