
スティーブ・ジョブズ復帰とともに、Apple復活の狼煙があがります。
iMacのデビューです。
iMacは、大いなる存在である初代Macintoshを、改めて定義し直したモデルといえるでしょう。
それまでのコンピュータではあり得なかった、鮮やかなカラーで色づけされた本体。
パソコンと言うよりも、POPでカジュアルなオブジェのようにも思えました。
iMacの登場は、まさに初代同様にセンセーショナルと言えるものでした。
※iMacが初めて紹介されたキーノートより@1998年5月11日WWDC
このモデルは、爆発的な人気を得て、市場を席巻。
それまで落ち込んでいたAppleの経営を、立て直すきっかけとなります。
続いて、同じコンセプトのノートブックとして、iBookを投入。
iMacは、モデルチェンジの度にカラーバリエーションが増えてゆきました。
しばらく、このカラフルムーブメントは続いてゆくことになります。
ちょうどこの頃、自分はとある店頭にてMacintoshの販売員をしておりました。
ですから、iMac発売前後の事は、よく覚えています。
それは、とても強烈な体験でした。
発売前からひっきりなしの問い合わせと予約受付に対応。
発売当日は、まるで新作のゲームソフト発売の様に、早朝から長蛇の列が並び、
その日は、丸々1日、iMacだけを販売しておりました。
パソコンの発売で、あんな熱狂ぶりを見たのはかつてありませんでした。
多分、今後もないでしょう。
それほど、iMacの登場は、インパクトがあったのです。
では、また。