
ちょっと泥沼な展開になりつつあったAppleとSamsungとの関係。
8月5日に、大きな動きが有りました。
日本をはじめ、世界8カ国で繰り広げらていた特許訴訟の裁判を、
アメリカをのぞき、全て取り下げる事で合意したとの共同声明が出されたのです。
※参照:マイナビニュース:AppleとSamsung、米国外の法廷闘争終結へ – 欧州委の異議告知書も影響か?
しかし、随分と思い切ったものです。
この裁判闘争を仕掛けたスティーブ・ジョブズも、ビックリでしょう。
Appleも、Samsungも、それぞれに事情を抱えています。
特に、Samsungは、売上高の減少が伝えられています。
中でも、重要なマーケットである中国での売上が顕著で、
もうサムソンのひとり勝ちではなくなっています。
高級志向の市場では、Appleが参入、売上を伸ばしつつあります。
一方で、廉価なモデルでは、中国メーカーがどんどん躍進しています。
幅広いモデルで勝負してきたSamsungには、
それが仇になっているのです。
とりあえず、費用のかかる裁判を一つにまとめたいというのは
うなずける話です。
これで、勝負はアメリカでの裁判に絞られました。
先に下された、サンフランシスコでの裁判におけるAppleの勝訴を覆す事はあるのか?
決着はまだついていません。今後も、戦いは続くのです。
では、また。
追伸: それにしても、最近、Apple関係のビッグなニュースが相次いでますよね。
これは偶然? それとも、必然?