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昨年発売されたApple Watch

爆発的なヒットとはなりませんでしたが、

安定した売上を見せ、昨年のスマートウォッチの中で、

一番の売上を見せています。

Apple Watch Edition

このApple Watch

発売当時、他のスマートウォッチで見かけない、

ある機能に注目が集まりました。

それは、心拍数を計ることができる事。

そして、運動量を計測する等、

ライフサイクルを見つめる機能が充実していました。

 

また、Appleは近年、

Health KitResearch Kit、Care Kit等、

医療や健康管理のアプリの開発環境にも、

重きを置いています

Health Kit

こうした動きのきっかけには、

皆さんもご存じのある出来事がありました。

そう、前Apple CEOであるスティーブ・ジョブズ

膵臓ガンを煩ったことでした。

 

彼がガンに冒されたと知ったのは2003年の年末。

ガンの摘出手術を行ったのは、翌年2004年の8月。

以降、ずっと2011年10月になくなるまで、

ずっと闘病生活を続けてきました。

jobs

そこで、ジョブズが目にしたのは、

医療現場におけるデータ共有の煩雑さだったのです。

患者の医療データを医療の現場で共有できるシステムの

重要さに気付かされた彼は、自ら開発に乗りだすべく

Appleの幹部たちと秘かに動き始めていたようです。

Jobs&Ive

実は、Apple Watchも、こうした流れの中から誕生したのです。

日々のヘルスケアのデータを集める為のツール

それが、Apple Watchのはじまりでした。

しかし、その夢を果たす事なく、彼は亡くなってしまいます。

その後、紆余曲折を経て誕生したのが、

Apple Watchだったのです。

 

こうした背景を知ると、

Appleがスマートウォッチに乗り出した理由も、

Apple Watchのヘルスケア機能に並々ならぬ力が

注がれているのも、分かりますね。

 

来月6月に行われるWWDC2016で、

亡きジョブズへの想いが込められたヘルスケア関係での

発表にも注目したい処です。

 

では、また。

 

TIME – The Real Reason Apple Made the Apple Watch

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