
米Facebookは来年1月に宣伝的なオーガニック投稿のニュースフィードでの表示を減らすと発表しました。
宣伝的なオーガニック投稿はユーザーからの評判が悪いとのことです。
オーガニック投稿とは、有償の広告ではない投稿のことを指します。
フェイスブックはニュースフィードにユーザーにとって関連性の高い有用なコンテンツを表示するため
頻繁に機能の追加やアルゴリズムの変更を行っています。
ページからのオーガニック投稿に関して、
4月と8月に「いいね!」や自社サイトへの誘導をターゲットとした内容が薄い記事やFacebookのアルゴリズムが判断した投稿の表示を減らすそうです。
Facebookのアルゴリズムの仕組みは、
ユーザーがそれぞれの投稿に「いいね!」した数や、
投稿の右上のメニューで非表示・報告などをした数に基づいて
ページやページによる投稿の表示ランクを調整しているそうです。
今回のアルゴリズムの変更では、
商品の購入やアプリのインストールを求めるだけの投稿、
また関連性のないプロモーションに誘い込む投稿、
広告投稿の内容を流用した投稿など、
ユーザーのアンケート調査で不満が高かった投稿を対象とするそうです。
つまり、純粋に日々の出来事やFacebookでコミュニケーションをとりましょうという使い道ではなく、
単に商品を購入させるための1コンテンツとして、Facebookの流用を防いぐというものでしょう。
※上の画像は、Facebookが対象とする投稿例としてあげたものです。
Facebook外のURLのリンクを載せ、「毎週水曜の夜8時に大型の猫科動物の気持ちについての人気番組を見に来て!トラのテレビストアからシーズン1のDVDも買ってね!」
など、番組のDVD購入への誘導を促す宣伝広告となっています。
ちなみに、今回の変更はページによる広告投稿は対象になっていないようです。
ユーザーのニュースフィードに表示される広告投稿の数は増減しないらしい。
フェイスブックは、ページオーナーに対し、
ニュースフィードに投稿を表示するための競争が激化しているとあり、
ページからオーガニック投稿が表示される機会はますます減っていくだろうと警告をしています。
しかし同社は、企業に対しては、ページオーナーが顧客にリーチするためのツールを強化し、
企業ページをサービスの重要な一部としている。
5月に追加したレストランページのためのメニューセクションのような、
業種別のツールも今後増やすとしているようです。
フェイスブック側でそういった企業向けのサービスが増えることは、
ユーザーにとっても中身のある情報を得られていいのかもしれませんね。
それでは今日はこの辺で。